1999/10/ 1


Auto CAD 2000からはDesign Centerというものができて、以下の工夫なしに同じことができるようになりました。

寸法スタイルを外部に保存する

寸法スタイルは設定する項目が多いですね。
他の図面でも同じ寸法スタイルを使いたい時に、また1から設定するのではたいへんです。簡単に使えるように、設定値の保存ができると良いと思います。
もちろん、色々な設定をしたファイルは、テンプレートとして使っていますが、設定がされていないファイルを使わなければならない時もあるものです。
寸法スタイル管理ダイアログに保存ボタンを設け、適当な名前をつけて保存し、他の図面でも読み込みができる。そうなると便利なんですけどね。そのような、細やかな配慮がされているソフトを、優れたソフトと言うのだと思います。
冒頭から愚痴になってしまいましたが、使いやすいソフトを使った後にAutoCADを使うと、疲れてしまう時があります。

AutoCADにそのような機能が備わってないのなら、なんとか工夫して寸法スタイルを保存してみましょう。
まず、保存したい寸法スタイルを用いて、適当な寸法を書きます。
その寸法を選択して、ブロック化します。ブロック名は寸法スタイルの内容が分かるようなものが良いでしょう。
その図面を保存します。

他の図面を開いているときに、コンテントエクスプローラなどを用いて、そのブロックを挿入すると、寸法スタイルも同時に挿入されます。
寸法スタイルをコピーすることだけが目的ですから、挿入したらすぐにそのブロックを削除してしまってもかまいません。
PURGE でブロックを削除しても、寸法スタイルは消えません。

ブロック化した寸法ばかりを集めたファイルを作って、コンテントエクスプローラでタブにしておくと、いつでも簡単に寸法スタイルを読み込めます。
実際にやっていますが、非常に便利です。



(C) Yoshiyuki Inaba 1999

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