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		短縮コマンドってなに?
		Auto CADの特徴は、全ての操作をコマンドを入力して行うことです(ツールボタンなどはそのボタンが押された時に実行されるコマンドが登録されています)。長いコマンドはタイプするのが大変なため、2文字程度のコマンドの省略形が用意されています。
		例えば図形の複製を作るときの COPY コマンドの代わりの CP 。線を別の線まで延長するときの EXTEND コマンドの代わりの EX など私の良く使う短縮コマンドです。これはショートカットとは違ってコマンドの別名ですから、コマンドと同じく必ずリターンキーを押す必要があります。
		短縮コマンドをカスタマイズするには
		短縮コマンドはACLT.PGP(レギュラー版ですとACAD.PGP)というファイルに登録されています。
			Auto CADがインストールされているフォルダの中か、その下のSUPPORTフォルダの中にあります。
			このファイルはテキストファイルですのでテキストエディターで開くことができます。最初の部分を転記してみます。
			
		
		A, *ARC
		AA, *AREA
		AB, *ABOUT
		AD, *ATTDEF
		AE, *ATTEDIT
		AP, *APERTURE
		AR, *ARRAY
		AT, *ATTDISP
		AX, *ATTEXT
		B, *BMAKE
		BA, *BASE
		BM, *BLIPMODE
		BR, *BREAK
		C, *CIRCLE
		CC, *COPYCLIP
		
		
		カンマの左側の部分が短縮コマンド、右側が正式なコマンドになっています。
		これを書き換える事もできますし、新たに追加すれば、自分用の短縮コマンドが使えるようになります。
		オリジナルを書き換えた場合、他の人が使うとまごつく事になりますから、注意が必要です。
		なお、Auto CAD と Auto CAD LT とでは、同じコマンドであっても短縮コマンドが違う場合もあるようです。
		当然ですが、ファイルの編集はAuto CADを終了してから行って下さい。起動中に変更を加えても結果は反映されません。ACLT.PGPファイルの内容は、Auto CADの起動時に読まれます。
		
		
		
			(C) Yoshiyuki Inaba 1998-2001